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リエゾンセンターとは

21 世紀の社会は、非常に多くの様々な場面においてデザインという思想や方法論を必要としています。それは、産業の発展とともにデザインの果たすべき役割が刻 一刻と変化していること、そして同時にデザイナーに求められる資質も多様化かつ高度化してきていることも意味しています。例えば、ユニバーサルデザインを はじめとし、ユーザーインタフェイスデザインやサスティナブルデザインなど、ほんの十数年前には存在しなかった領域が新たに生まれています。デザインの人材育成を考えた場合、その育成方法はより多角的かつ生涯継続的なものが求められつつあります。学問としてのデザインは、社会人を対象とした MBAプログラムや、消費行動の特徴から生まれた行動経済学のように、デザインは、経済学や経営学と似たような構造をもつべきであり、生涯継続的な教育シ ステムや産業と相互に影響し合う知識体系がデザインの人材育成に欠かせない構造であるといえるでしょう。

しかし、現在の日本においてその構造が構築されているかについては、やや疑問です。社会人に対する継続的な育成システムの欠如や、経済学や経営学と 密接に関連づけられたデザインマネージメント教育の不足、各国の研究教育機関との連携による国際的な人材育成システムの欠如など、デザインの人材育成に関 する課題は数多くあります。そのように考えると「研究教育によって培われた理論と産業による実践の融合」と「国際的な連携」の2つを推進することがデザインの人材育成には必要不可欠であるといえるでしょう。

このような視点から公益財団法人日本デザイン振興会は、「東京ミッドタウン」のディベロッパーである三井不動産の支援を受け、国際的な連携拠点「インターナショナル・デザイン・リエゾンセンター」を2007年3月30日に開設しました。インターナショナル・デザイン・リエゾンセンターでは、国際的なデザインの人材育成拠点として、デザインを中心とした様々な産業や研究教育機関との連携により、理論と実践を繋げると同時に、人を「育てる」活動を支援していきたいと考えています。
デザインリエゾンセンターでは上記のような差し迫った問題に対して解決策を講じると共に、各国の研究教育機関との討議により、デザインの人材育成のあり方やその具体的方策を検討していきます。具体的には、下記の活動を行っていく予定です。

  1. 海外研究教育機関プロモーション事業
  2. 国際シンポジウムの開催
  3. 国内研究教育機関の連携推進事業
  4. 産学連携事業のサポート
  5. 各種デザイン活動の発信支援
  6. デザイン人材育成の活動支援